◆二人乗りをする上での注意点
*二人乗りをする際、一人乗りとは違う特性を十分に理解し、同乗者に配慮した運転が重要。
◆運転上の注意
<加速>

1、総重量が重くなるので、追越をする場合や高速道路の本線に合流する場合などには十分注意が必要。

2、急発進や加速は同乗者から後ろに引っ張られたり、同乗者が転落したりする恐れがあるので、緩やかに加速すること


<減速・制動>

1、急な減速や制動は、前輪の接地力が大きくなり、ハンドル操作が難しくなることがあるので、緩やかに減速すること。

2、同乗者の総重量が運転者の背中にかかってくるので、運転者はハンドルをしっかり保持すること。


<カーブ>
1、同乗者は、車体が傾くことで反射的に体を起こしてしまう恐れがあるので、カーブに進入する前にあらかじめ速度を落とすこと。

<進路変更・危険回避>

1、進路変更には、ブレーキをかけたり、大きくハンドルを切ったりするのではなく、十分な車間距離をとり、同乗者と一緒に車体を傾け、ゆとりを持って行なうこと。

2、危険回避は一人乗りの時と比べて難しくなるので、一人乗りの時以上に安全運転を心掛けること。


<同乗者への配慮>

1、正しい同乗の仕方(ステップの使い方、同乗者は運転者になることが基本であることなど)について事前に教えておくこと。

2、あらかじめ行き先・休憩場所のほか、走行中での会話以外のコミュニケーション方法などについてもできるだけ細かく伝えておくこと。

3、同乗者の居眠り防止や疲労回復のため、早め早めに休憩をとるようにすること。

4、すり抜け・ジグザグ運転・路肩走行などの危険な運転はしないこと。